通常目にする印刷物でもっとも多いのがこの分野のものだと思います。印刷物としての特性を最も生かした印刷物です。
用紙
用紙は目的よりも内容やデザインによって選ばれることが多く、通常は発色をよくするためにコート紙を使います。厚さはいろいろありますが、薄い方が価格が安いですが、破れやすかったり裏が透けて見えたりします。一方厚ければかさ張りますし重くなります。印刷数量が少ない場合は厚さによる価格はそれほど大きな差にはなりませんが、印刷数量が多い場合は価格を比べてみた方がいいでしょう。
ポスターは比較的厚めの紙を使うことが多いです。別に薄いと何か不都合があるかと言われるとあまりないと思いますが、画鋲で壁に止めるときに破れにくい方がいいということはあります。
デザイン
最近はコンピューターの普及も手伝って、お客様ご自身でデータを作成して持ち込む(データ入稿)ことも多くなりました。その場合の注意点はデータ入稿のページをご覧ください。
デザイン上、チラシの大きさや形というのは重要ですが、A列やB列にするのが一般的です。特に新聞に折り込みをする場合はその大きさによって一枚あたりの折り込み料が異なりますので、印刷料金と折り込み料金の両方を考慮する必要があります。
印刷色数は表現力に大きく影響します。色数が多い方が表現力も豊かになります。特に1色と2色、フルカラーとそれ以外の差は歴然としています。用紙の色を白以外にして表現上1色増やす方法もありますが、その場合は印刷色が紙の色に影響されるので注意が必要です。
印刷
1色刷り、2色刷り、3色刷り、フルカラー印刷(4色扱い)となりますが、色数が多いほど印刷料金は高くなります。フルカラーであっても、特に鮮やかな色を使いたいときはフルカラーの上にさらに色を加えることもあります。
ポスターは屋外に掲示することも多いので、太陽光にあたっても色が褪めにくい特殊インキを使用します。ただこの場合はどうしても色の鮮やかさが落ちてしまいます。
例えばチェーン店などで、チラシの内容は同じでもお店によって地図や営業時間を変更したい場合、あるいは一部分だけ追加印刷するチラシがすでにあって持ち込みする場合は刷り込み扱いとなります。特に後者の場合、刷り込みができるかできないかは、どのような状態なのかがわからないと判断できません。事前にご相談ください。
加工
チラシは一枚ものが基本なので加工と言っても折り加工ぐらいです。折り加工は二つ折り三つ折りなどがありますが、折ったときに見せたい部分が表に出るようにデザインに工夫をしておく必要があります。折り加工をお考えの場合は事前にご相談ください。
梱包
特にポスターは大きいものが多いので一般の方にとって梱包はメンドウな作業だと思います。ポスターを受け取ってからさらに配布担当者に分けて渡す場合、はじめからそれぞれの担当用に梱包がわかれていた方が便利だと思います。そのような場合は事前にご相談いただければそれに応じます。
折り込み
当社では新聞への折り込み手配は無料で行っております。新聞折り込みは折り込みする数日前に配達店に届けなくてはなりませんし、予定日に間に合わないとなるとチラシそのものを作り直しということにもなりかねません。日程は前もって十分検討しておく必要があります。当社では折り込み料金はお預かりという扱いになりますので前払いとなっております。