新刊紹介

月刊『弘前』2024年10月号(第543号)        1冊 380円(税込)

特集 怪談愛好家団体「弘前乃怪」  

 十年以上も弘前で「怪談会」を開催している「弘前乃怪」。会のメンバーは最近、相次いで本も出版している。
 なぜ彼らは「怪談」を語り続けているのだろう?
 代表の鉄爺さんに設立の経緯などを執筆いただき、会員の3人(鉄爺、高田公太、鶴乃大助)にお話をうかがってみた。

・始まりと怪談文化の復活 ・・・・・ 鉄爺 (「弘前乃怪」代表)
・〝対談〟 鉄爺、高田公太、鶴乃大助

    • 表紙写真
      町並みの記憶 ・・・・・浜中 淳(ACAC写真部会員)
    • 巻頭随想
      弘前でナチュラルワインを造る ・・・・・ 長内宏樹(弘前醸造農事組合法人 代表理事)
    • 特集 怪談愛好家団体「弘前乃怪」
    • サイエンス、ときどきナンセンス  その83
      Yがあるだけでは決まらない ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
    • 猫の時間 64 
      今なら分かる ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
    • 演人の鍵貸します 21
      新作舞台『湯の町カムバック』 ・・・・・・ 鎌田 龍 (ひろさき演人 主宰)
    • ガマシンの半覚醒日記 168
      回文にハマっちゃったのだ!(回文のすすめ)・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
    • 多々他譚~TATATATAN~ 162
      「home」at 教会 ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
    • 整体雑想庵 67
      ああ弘前 ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
    • ニャンともワンダフル 283
      老いと死 ・・・・・・ 西谷昭子
    • 些細なことで恐縮です 22   
      服の買い方の裏技の巻 ・・・・・・ KEI先生 (ヨークカルチャーセンター弘前 キッズ向け まんが教室 講師)
    • 男の厨房 283
      夏野菜のキーマカレー ・・・・・・ 権兵衛 (前期高齢者
    • 弘前れんが倉庫美術館のスタッフによる リレーエッセイ 30  
      儚くも煌めいた夏 ・・・・ 山田谷さと美 (弘前れんが倉庫美術館 運営スタッフ
    • 発信 学都ひろさき 168
      快楽性と倫理性は両立するのか ・・・・・・ 藤岡真之 (弘前学院大学社会福祉学部・教授)
    • 続 よしなしごと 61
      一代様と鬼コ ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
    • 男→女リレー随想 226
      編み物沼にハマる ・・・・・・ 青木わかな(HIROSAKI ORANDOスタッフ・エッセイスト)
    • 医者様のくりごと
      「マイナンバーカード」の功罪 ・・・・・金子宏彦 (金子内科クリニック)
    • 旅の窓から 339
      列車で下北へ ① ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
    • ましらの珍句漫句 387
      合浦にて ・・・・・ 高森ましら (俳人)
    • まちと、アートと、ひとびとと。3
      土地が育てるアート ・・・・・・ 樽澤武秀&優香(HIROSAKI AIR)
    • 霜ネタ劇場 260
      せんりゅう水滸伝(ウランは売らん) ・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
    • 視乎冥冥、聽乎无聲「めいめいをみ むせいをきく」 9
      もうやめようよ、ミャクミャク(その六) ・・・・・・ 髙橋憲人 (弘前大学教育学部附属次世代ウェルビーイング研究センター 助教
    • 今月の一冊
      『共感と距離感の練習』小沼理著 ・・・・・・水木智美
    • 9月のベストセラーズ
    • 湯けむり津軽 43 
      温泉といえば卓球? ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
    • 弘前告知板
    • 目次
    • 表紙によせて・・・・・・ 浜中 淳(ACAC写真部会員)

      町並みの記憶

       弘前は土手町を中心に賑わいをみせていた。数軒のデパートや書店、食品や衣料専門店、レストランと子供の頃は土手町に出かけることは特別なことであった。今はスクランブル交差点だけが残った。一番町にあった百貨店のミニチュアを眺めながら記憶が蘇る。
       そして最近またひとつ弘前のランドマークが消えた。

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