新刊紹介

月刊『弘前』2019年6月号(第479号)

特集 創立50周年弘前工芸協会 

 弘前工芸協会が今年50周年を迎えた。現在会員は72名。県内でも他に例を見ない異業種の人たちの集まりである。
 年1回行われる弘前工芸協会展だけではなく、弘前の工芸品を全国に広めるべく、活動の場を拡げている。
 弘前消防署庁舎玄関の壁面装飾や弘前駅自由通路壁面オブジェ、弘前市庁舎市長室の間仕切り壁、リニューアルした弘前市民会館の受付カウンター・演台・扉の取っ手など、協会が依頼を受けて制作したものも多い。
 藤田記念庭園にあるクラフト&和カフェ匠館(考古館)1階の常設展示ブースでは、1ヶ月ごとに会員6人の作品をピックアップして展示販売している。

    • 表紙写真
      小 苗・・・・・・村田孝嗣
    • 巻頭随想
      弘前は太宰治研究の街である・・・・・・平田成直(津軽カタリスト 代表)
    • 特集 創立50周年弘前工芸協会
    • サイエンス、ときどきナンセンス  その19
      少しだけ先に行くこと・・・・・・清水俊夫
    • 青森県書道家列伝 102 (最終回)
      エピローグ・・・・・・今泉遙洞
    • さまよえる演劇人 219
      リセット好き・・・・・・長谷川孝治
    • ガマシンの半覚醒日記 104
      感動と幸せの一日だったのだ!・・・・・・鎌田紳爾
    • 多々他譚~TATATATAN~ 98
      オンジとオジカス・・・・・・世良 啓
    • 整体雑想庵 3 
      整体事始め3・・・・・・前田普山(じねん堂休息庵)
    • ニャンともワンダフル 219
      年頃だもの……・・・・・・まこと
    • 誌上美術館―今井理桂の世界 6 (最終回)
      「自然釉 大壷」・・・・・・今井理桂(烏城焼)
    • 男の厨房 219
      クリームチーズ西京漬け・・・・・・藤盛嘉章(藤盛医院)
    • 文化とデザイン 2 
      四角い建物・・・・・・スティーブン・マックウィニー(弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
    • 発信 学都ひろさき 104
      学校の決まり事を守らせるにはどうしたらよいか―法学の視点から―・・・・・・小野昇平(東北女子大学家政学部 児童学科 准教授
    • 木空根通信 9
      平和賞大盤振舞図・・・・・・木空根
    • 男→女リレー随想 162
      青天~私と弘前と、とんぼ玉~・・・・・・こなを(とんぼ玉を作る人)
    • 医者様のくりごと
      北溟寮入寮の頃(二) 道迷い・・・・・・相楽衛男(さがらクリニック)
    • 旅の窓から 275
      釣果に拘らない釣り①・・・・・・根深 誠
    • ましらの珍句漫句 323
      茶の瞳・・・・・高森ましら
    • デアイとツナガリとヒロガリと 11
      「どまんなかに」・・・・・・菅原信春
    • 霜ネタ劇場 196
      インディー・ジョーンズVSダイ・ハード partⅢ・・・・・・高瀬霜石
    • 昆虫学者の日常 19
      おカイコ様と私・・・・・・中村剛之(弘前大学教員)
    • 今月の一冊
      小説『ニンジャスレイヤー』・・・・・・佐伯建志
    • 5月のベストセラーズ
    • 城下町日録 39
      祈 り ・・・・・・佐々木宏一
    • 弘前告知板・出版案内
    • 目次
    • 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣

      小 苗

       田植えが一通りすんだ六月初め、好天に誘われて夕暮れ時の田んぼに自転車で散歩に出かけた。岩木山の右の方に日が沈み、オレンジ色に輝く夕空が印象的だった。何より、まだ小さい稲の苗に低い角度で夕陽があたり、葉を突き抜けて金色に輝かせていたのが綺麗だった。
      田んぼのあぜ道に腰を下ろし、しばし刻々と変わりゆく夕暮れ時の光のショーを楽しんだ。夏至に近づいているせいで、午後七時過ぎまで空は明るさを保っていた。
      何をするでもなく、ただ夕空を眺めて楽しむことの贅沢さをあらためて感じたひとときだった。

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