月刊『弘前』2023年4月号(第525号)       1冊 380円(税込)

特集 さくら 

 毎年弘前さくらまつり会期中に陸奥新報社主催の「青森県観桜俳句大会」が開催されます。昨年の大会(第71回)も新型コロナウイルスの感染拡大を受け、紙上俳句大会形式で行われました(第72回の今年は4月23日、改修なった弘前文化センターで開催)。
 昨年「桜」を題材に詠まれ、各選者から「天」位に選ばれた俳句の中から、作者にその思いを綴っていただきました。
 地元写真家の方々の写真と共にお楽しみください。

俳句 :

  • さくらさくら空一枚の宴かな ・・・・・・・・・ 牧 ひろし
  • 余生にもときめきありぬ桜の夜 ・・・・・・・ 秋谷美智子
  • けふひらく桜やけふの空ひろぐ ・・・・・・・・・ 水生けいこ
  • 初桜撮りて見舞ひのひとつとす ・・・・・・ 赤坂雪洲
  • 音すべて遠のく桜吹雪かな ・・・・・・・ 七戸富美子
  • 見える敵見えぬ敵いま桜咲け ・・・・ 赤石乃の子

    写真 :

    • 「ゴルフ場の桜」 ・・・・・・高橋 明(全日本写真連盟弘前さくら支部長)
    • 「お城と津軽家家紋」 ・・・・・・ 工藤順巳(協同組合日専連弘前 顧問)
    • 「春風に揺れて」 ・・・・・・ 工藤亮裕(全日本写真連盟会員)
    • 「ソメイヨシノと五重塔」 ・・・・・・ 板垣 博(全日本写真連盟弘前さくら支部会員)
    • 「弘前高等学校グラウンド横の桜並木」 ・・・・・・ 山口和男(青森県写真連盟副会長・津軽写真倶楽部代表)

     

    表紙写真

    • 窓ガラスの桜 ・・・・・・ 浜中 淳(ACAC写真部会員)
    • 巻頭随想
      出版を通して ・・・・・井上じゅん子(移住者)
    • 特集 さくら
    • サイエンス、ときどきナンセンス  その65
      チャットGPTのことを、また ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
    • 猫の時間 46 
      畳とパソコンは ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
    • 演人の鍵貸します 3
      東奥卍リベンジャーズ ・・・・・・ 鎌田 龍 (ひろさき演人 主宰)
    • ガマシンの半覚醒日記 150
      われらがソウルフードなのだ! (すじこ納豆)・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
    • 多々他譚~TATATATAN~ 144
      クーカイ、高野山にて ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
    • 整体雑想庵 49
      腰痛のことについて① ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
    • ニャンともワンダフル 265
      春にむけて ・・・・・・ 荘司一子
    • 些細なことで恐縮です    
      市長に挨拶の巻 ・・・・・・ KEI先生(ヨークカルチャーセンター弘前 キッズ向け まんが教室 講師)
    • 男の厨房 265
      鰯のパン粉焼き ・・・・・・三上邦康(元教員)※三上先生は今回が最終稿となります。
    • 弘前れんが倉庫美術館のスタッフによる リレーエッセイ 12   
      雪が初心に返らせてくれる ・・・・ 須藤順子 (弘前れんが倉庫美術館 運営スタッフ
    • 発信 学都ひろさき 150
      学生生活とこころの健康 ・・・・・・ 川村泰子 (弘前学院大学看護学部・准教授)
    • 続 よしなしごと 43
      災難 ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
    • 男→女リレー随想 208
      柔道と私 ・・・・・・ 浅和璃桜(弘前の女子大生)
    • 医者様のくりごと
      縦書き脳 ・・・・・中村幸夫 
    • 旅の窓から 321
      シバの思い出 散歩道 ⑲ ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
    • ましらの珍句漫句 369
      鳥雲に ・・・・・ 高森ましら (俳人)
    • 美術と教育のアウトプット  10
      本物を見るということ ・・・・・・ 蒔苗靖子(弘前大学附属中学校美術科教諭)
    • 霜ネタ劇場 242
      せんりゅう水滸伝(バンパイアの巻) ・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
    • ユートピアはどこに?  
      シルクビル ・・・・・・ スティーブン・マックウィニー (弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
    • 今月の一冊
      『彼女はマリウポリからやってきた』ナターシャ・ヴォーディン著 ・・・・・・藤田美保子 
    • 3月のベストセラーズ
    • 湯けむり津軽 25 
      天然の薬湯 古遠部温泉 ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
    • 弘前告知板・出版案内
    • 目次
    • 表紙によせて・・・・・・ 浜中 淳(ACAC写真部会員)

      窓ガラスの桜
       華やかで賑わいのある桜は、やはり弘前公園に尽きるが、市内には桜の隠れ名所が多い。
       庭の新緑と映り込む桜はかつて陸軍関係の施設として明治に建てられた旧偕行社の窓ガラス。津軽を代表する棟梁が明治に建築してから戦後そして令和へと修復保存されている。
       当時からの波打った窓ガラスに毎年の桜と共に弘前の歴史と想いが記憶され続けているようである。

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