月刊『弘前』2022年4月号(第513号)          1冊 380円(税込)

特集 月刊『弘前』ブックトーク② At TSUTAYA BOOKSTORE in HIRORO

 令和3年12月1日から令和4年1月31日まで、ヒロロ2階TSUTAYA BOOKSTORE内イベントスペースにおいて、スコーレ様、TSUTAYA様からのご依頼、ご協力のもと「月刊『弘前』で振り返る、弘前の歴史~昭和編~」と題して本誌表紙を中心とした展示を行っていただきました。
 イベントの一環としてブックトークを3回開催したのですが、初めてのイベントに慣れないことや、コロナ感染拡大防止の意味もあり大々的な告知をせずに3回のブックトークを終了しました。
 後から「知らなかった」「聞きたかった」との意見が寄せられ、TSUTAYA様に許可をいただき、先月と今月の2回に分けてご紹介することにしました。
 今回は第3回(1月22日)のブックトークの内容になります。
 急激にコロナ感染者が増加する中、マスク・消毒・検温等の対策をとっていただき開催いたしました。

  • 表紙写真
    亀甲橋外濠の桜と岩木山 ・・・・・・ 工藤亮裕(全日本写真連盟会員)
  • 巻頭随想
    夢の世界へ ・・・・・三上莉衣菜(ミュージカル俳優)
  • 特集 月刊『弘前』ブックトーク②
    第3回目 1月22日(土)PM2時~
     出席者 鎌田 紳爾 (ガマシンの半覚醒日記 連載)
         髙瀨 霜石 (霜ネタ劇連載 連載)
         木村 和生 (月刊『弘前』代表)
    ・バックナンバー紹介 2016年8月号(第445号)~2018年5月号(第466号)
  • サイエンス、ときどきナンセンス  その53
    犬のサイズを決めるもの ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
  • 猫の時間 34 
    憧れのルネス街 ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
  • さまよえる演劇人 253
    静物 ⑤ 車就中フィアットパンダ ・・・・・・ 長谷川孝治 (劇作家・演出家)
  • ガマシンの半覚醒日記 138
    勘違いしちゃったのだ!(面白看板・3)・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
  • 多々他譚~TATATATAN~ 132
    「余 命」 ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
  • 整体雑想庵 37 
    背骨の関連③(腰椎について) ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
  • ニャンともワンダフル 253
    続46こころがやさしくなる時 「コロナも戦争も早期収束を願う」 ・・・・・・ 田中みゆき
  • 誌上美術館―増田哲友の世界 4   
    「うららかな田園」 ・・・・・・ 増田哲友(写真家)
  • 男の厨房 253
    たらこ ・・・・・・ 三上邦康(元教員
  • 文化とデザイン 36(最終回) 
    緑色の川 ・・・・ スティーブン・マックウィニー (弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
  • 発信 学都ひろさき 138
    コロナ禍で看護師を育てる責任 ・・・・・・ 齊藤史恵 (弘前学院大学看護学部 講師)
  • 続 よしなしごと 31
    作男日記 ① 祖父の庭 ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
  • 男→女リレー随想 196
    変化する趣味のかたち ・・・・・・ 三上えみ(カルチャースクール ロコスタジオ代表)
  • 医者様のくりごと
    私と津軽 ② ・・・・・吉田尚弘 (吉田クリニック院長)
  • 旅の窓から 309
    シバの思い出 散歩道 ⑦ ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
  • ましらの珍句漫句 357
    裏地見る? ・・・・・ 高森ましら (俳人)
  • 私と美術と心の話 9 
    毛布シアター ・・・・・・ わたなべゆりか
  • 霜ネタ劇場 230
    せんりゅう水滸伝(仲代達矢の巻)・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
  • 昆虫学者の日常 53
    ロシアの友人を思う ・・・・・・ 中村剛之 (弘前大学教員)
  • 今月の一冊
    『弘前歴史街歩き』 ・・・・・・ 奈良 匠 (まわりみち文庫店主)
  • 3月のベストセラーズ
  • 湯けむり津軽 13 
    「熱の湯」塩化物泉 ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
  • 弘前告知板・出版案内
  • 目次
  • 表紙によせて・・・・・・ 工藤亮裕 (日本写真連盟会員)

    亀甲橋外濠の桜と岩木山
       
     弘前公園で桜と岩木山を同時に楽しめる場所は数か所あるが、自分は津軽藩ねぷた村の近くから亀甲橋方面を望む外濠が好きである。太陽が沈む前は逆光となるため、我慢強く黄昏時まで待って鮮やかな桜の撮影を試みた。ブルーモーメントの空に岩木山が浮かび、水鏡の外濠には満開の桜が映り込んだ。
     亀甲門・橋の名の由来は、築城時城郭の北方に四神の一つ玄武を充て、命名は亀甲門とした。亀の長寿と亀甲紋のめでたい印の掛言葉として解釈できると文献にあった。
     先人の知恵に思いを寄せ、濠に映る桜に見入った。

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