月刊『弘前』2021年9月号(第506号)

特集 弘前オペラ 50周年 

 弘前オペラは昨年(2020年)創立50年を迎えたが、コロナ禍のため公演を中止せざるを得なかった。2021年の今年、改めて50周年記念・第49回定期公演を開催することとなった。

 今回は「弘前オペラ」50周年によせて、弘前オペラの方々に執筆いただいた。

  • 表紙写真
    御来光 ・・・・・・ 工藤亮裕 (全日本写真連盟会員)
  • 巻頭随想
    青森から全国へ 抗菌ワクチン手帳 ・・・・・ 漆澤知昭 (有限会社アサヒ印刷 代表取締役)
  • 特集 弘前オペラ50周年
    弘前オペラ五十周年を思う ・・・・・ 須郷祐一(弘前オペラ会長)

あら、もう五十年? ・・・・・ 田中成子(弘前オペラ副会長)

見えない苦労もありけれど~事務局・打ち上げ・字幕~ ・・・・・ 黒沼 修 (弘前オペラ事務局長)

半世紀、ありがとう ・・・・・ 木村直美(創立会員、ヘアー・メイク、記録保管担当)

  • サイエンス、ときどきナンセンス  その46
    素数は生き残りのための術 ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
  • 猫の時間 27 
    妄想温泉 ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
  • さまよえる演劇人 246
    読み切り小説 ⑤ ・・・・・・ 長谷川孝治 (劇作家・演出家)
  • ガマシンの半覚醒日記 131
    「甲子園」にまた出たのだ!・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
  • 多々他譚~TATATATAN~ 125
    「いとみち」推し ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
  • 整体雑想庵 30 
    こんなこと思い出した ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
  • ニャンともワンダフル 246
    形じゃないレガシー ・・・・・・ まこと
  • 誌上美術館―對馬基起の世界 3 ―――知らないようで知っている、記憶の奥にある情景たち。夢の中のような、どこかおかしな世界。世代を超えて我々を結ぶ共通の「懐かしさ」がここにある。  
    「記憶の詰まった抽き出し」 ・・・・・・ 對馬基起 
  • 男の厨房 246
    休日の朝にスコーンを ・・・・・・ 藤盛嘉章 (藤盛医院
  • 文化とデザイン 29 
    ラウンドアバウト 対 円形交差点・・・・ スティーブン・マックウィニー (弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
  • 発信 学都ひろさき 131
    コロナ禍における大学生との関わり ・・・・・・ 西沢義子 (弘前医療福祉大学保健学部 看護学科長・教授)
  • 続 よしなしごと 24
    復活 ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
  • 男→女リレー随想 189
    三日坊主が命がけで作る食べ物の世界 ・・・・・・ 三上優作(農家兼カフェ経営)
  • 医者様のくりごと
    お花畑の向こう側 ⑪ ・・・・・ 坂本祥一 (坂本アレルギー呼吸器科医院)
  • 旅の窓から 302
    炭焼き人生 ④ ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
  • ましらの珍句漫句 350
    かぐや姫 ・・・・・ 高森ましら (俳人)
  • 私と美術と心の話 2 
    母、私、キャベツくん ・・・・・・ わたなべゆりか
  • 霜ネタ劇場 223
    せんりゅう水滸伝(続 吉川英治(雉子郎)の巻)・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
  • 昆虫学者の日常 46
    虫屋の働き口 ・・・・・・ 中村剛之 (弘前大学教員)
  • 今月の一冊
    『零の晩夏』 ・・・・・・ 水木智美 (星の砂店主)
  • 8月のベストセラーズ
  • 湯けむり津軽 6 
    津軽の温泉のこれから ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
  • 弘前告知板・出版案内
  • 目次
  • 表紙によせて・・・・・・ 工藤亮裕 (日本写真連盟会員)

    御来光

     私にとって最初の岩木山登山は、中学時代の学校行事であった。午前零時に百沢神社から登山を開始し、御来光を拝み、嶽コースで下山。そこから更に津軽中学校まで徒歩で帰るというハードな行程であったが、生憎、悪天候に阻まれ、御来光を拝むことは叶わなかった。
     この撮影をした年の朔日山の頂は、既に日の出時刻を過ぎても厚い霧に覆われ、またもや御来光を拝めないか! と思った次の瞬間、奇跡的に霧が晴れ、強い光が参拝者を照らし始めた。その神々しさに歓喜の声が一斉に上がったのだった。

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