月刊『弘前』2019年2月号(第475号)

特集 2018年 津軽地方の出版物 

昨年本を出版された方の中から6人の方に自著の紹介をしていただきました。また、昨年の津軽地方の出版物をリストアップしました。

  • 『脳卒中予防ハンドブック―アタリを防ぐ基礎知識―』(弘前大学出版会)
    青森県の脳卒中低減に向けて・・・・・・大熊洋揮(弘前大学大学院医学研究科 脳神経外科学講座)
  • 『サント・ネージュ(Sainte Neige)』(青磁社)
    生の肯定へ・・・・・・福士りか(コスモス短歌会選者)
  • 『激震!卍の城―弘前藩災害の教訓―』(路上社)
    弘前古文書は 未来への予言・・・・・・知坂 元(郷土歴史漫画家)
  • 『青森県の初代民選知事 津島文治―「井戸塀政治家」の歩み―』(北方新社)
    ステーツマンの生き様・・・・・・藤本一美(専修大学名誉教授・日本臨床政治学会理事長)
  • 『詩―物語の序章― 近・現代詩の系譜における私的検証』(水星舎)
    『詩―物語の序章―』その鎮魂と再生の時を巡って・・・・・・郷よしゆき(詩誌「風」同人)
  • 『ALLO:ALLO』(北方新社)
    雪は降りすぎない方がいい・・・・・・フナキトキコ(『エアツェーレ』『利宇古宇』編集長)
  • 2018年津軽地方の出版物一覧

  • 表紙写真
    雪花林(せっかりん)・・・・・・村田孝嗣
  • 巻頭随想
    成功出来そうなことをするから成功するのではなく 成功する人格に値する人が成功する・・・・・・佐藤孝充(株式会社 RandBEAN 代表取締役)
  • 特集 2018年津軽地方の出版物
    大熊洋揮、福士りか、知坂 元、藤本一美、郷よしゆき、フナキトキコ
    2018年津軽地方の出版物一覧
  • サイエンス、ときどきナンセンス  その15
    奪わずに食べることは可能か?・・・・・・清水俊夫
  • 青森県書道家列伝 98 -現役編43
    西里俊文・・・・・・今泉遙洞
  • さまよえる演劇人 215
    雪かきと見栄・・・・・・長谷川孝治
  • ガマシンの半覚醒日記 100
    所変われば品変わるのだ!・・・・・・鎌田紳爾
  • 多々他譚~TATATATAN~ 95
    雪がすき・・・・・・世良 啓
  • リンゴのこぼれ話 64
    リンゴのわい化栽培・・・・・・三上敏弘
  • ニャンともワンダフル 214
    続39こころがやさしくなるとき 弘前さくらコンサートVol5開催決定・・・・・・田中みゆき
  • 誌上美術館―今井理桂の世界 2
    「自然釉大徳利」・・・・・・今井理桂(烏城焼)
  • 男の厨房 215
    回教のシシカバブ・・・・・・鎌田雨溪
  • えっせ・くりてぃーく 22
    「起点としての80年代」展を見て(下)・・・・・・石田和男
  • 発信 学都ひろさき 100
    大学問題・・・・・・藁科勝之(弘前学院大学文学部日本語・日本文学科教授
  • 木空根通信 5
    病院や施設にアートを 障害者アートを自分の目で見て・・・・・・木空根
  • 男→女リレー随想 158
    あるかけ声のこと、あるいは待ちぼうけ・・・・・・鈴木愛理
  • 医者様のくりごと
    謎のゼロカロリー・・・・・・場崎 潔
  • 旅の窓から 271
    ヒマラヤ紀行 ⑨・・・・・・根深 誠
  • ましらの珍句漫句 319
    初夢・・・・・高森ましら
  • デアイとツナガリとヒロガリと 7
    「こじゃりてぃー」を求めて・・・・・・菅原信春
  • 霜ネタ劇場 192
    好きものホイホイ 六穴目・・・・・・高瀬霜石
  • 昆虫学者の日常 15
    昆虫学者、北へ その3 アラスカの大地・・・・・・中村剛之
  • 今月の一冊
    『いちばんやさしい美術鑑賞』 青い日記帳著・・・・・・髙岡隆一郎
  • 1月のベストセラーズ
  • 城下町日録 35
    矛盾・・・・・・佐々木宏一
  • 弘前告知板・出版案内
  • 目次
  • 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣
    雪花林(せっかりん)
     雪山をスノーシューを履いて登るのも楽しい。「かんじき」とはちがう雪の感触が楽しめる。岩木山の麓から眺めた時、嶽登山道のブナ林が白く見えていたから、霧氷が枝についていることがわかった。
     早く登らないと、気温が氷点下と低くても太陽の光エネルギーで、霧氷は容易にハラハラと落ちてしまう。息をきらしながらブナ林にたどり着いてみると、見上げるブナの枝々が霧氷で飾られ、青い空を背景に見事だった。思わず「雪花林」という言葉が出任せに浮かんだ。大自然が時々見せる自然現象の美に心洗われる。

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