特集 2018年 津軽地方の出版物
昨年本を出版された方の中から6人の方に自著の紹介をしていただきました。また、昨年の津軽地方の出版物をリストアップしました。
- 『脳卒中予防ハンドブック―アタリを防ぐ基礎知識―』(弘前大学出版会)
青森県の脳卒中低減に向けて・・・・・・大熊洋揮(弘前大学大学院医学研究科 脳神経外科学講座) - 『サント・ネージュ(Sainte Neige)』(青磁社)
生の肯定へ・・・・・・福士りか(コスモス短歌会選者) - 『激震!卍の城―弘前藩災害の教訓―』(路上社)
弘前古文書は 未来への予言・・・・・・知坂 元(郷土歴史漫画家) - 『青森県の初代民選知事 津島文治―「井戸塀政治家」の歩み―』(北方新社)
ステーツマンの生き様・・・・・・藤本一美(専修大学名誉教授・日本臨床政治学会理事長) - 『詩―物語の序章― 近・現代詩の系譜における私的検証』(水星舎)
『詩―物語の序章―』その鎮魂と再生の時を巡って・・・・・・郷よしゆき(詩誌「風」同人) - 『ALLO:ALLO』(北方新社)
雪は降りすぎない方がいい・・・・・・フナキトキコ(『エアツェーレ』『利宇古宇』編集長) -
2018年津軽地方の出版物一覧
- 表紙写真
雪花林(せっかりん)・・・・・・村田孝嗣 - 巻頭随想
成功出来そうなことをするから成功するのではなく 成功する人格に値する人が成功する・・・・・・佐藤孝充(株式会社 RandBEAN 代表取締役) - 特集 2018年津軽地方の出版物
大熊洋揮、福士りか、知坂 元、藤本一美、郷よしゆき、フナキトキコ
2018年津軽地方の出版物一覧 - サイエンス、ときどきナンセンス その15
奪わずに食べることは可能か?・・・・・・清水俊夫 - 青森県書道家列伝 98 -現役編43
西里俊文・・・・・・今泉遙洞 - さまよえる演劇人 215
雪かきと見栄・・・・・・長谷川孝治 - ガマシンの半覚醒日記 100
所変われば品変わるのだ!・・・・・・鎌田紳爾 - 多々他譚~TATATATAN~ 95
雪がすき・・・・・・世良 啓 - リンゴのこぼれ話 64
リンゴのわい化栽培・・・・・・三上敏弘 - ニャンともワンダフル 214
続39こころがやさしくなるとき 弘前さくらコンサートVol5開催決定・・・・・・田中みゆき - 誌上美術館―今井理桂の世界 2
「自然釉大徳利」・・・・・・今井理桂(烏城焼) - 男の厨房 215
回教のシシカバブ・・・・・・鎌田雨溪 - えっせ・くりてぃーく 22
「起点としての80年代」展を見て(下)・・・・・・石田和男 - 発信 学都ひろさき 100
大学問題・・・・・・藁科勝之(弘前学院大学文学部日本語・日本文学科教授) - 木空根通信 5
病院や施設にアートを 障害者アートを自分の目で見て・・・・・・木空根 - 男→女リレー随想 158
あるかけ声のこと、あるいは待ちぼうけ・・・・・・鈴木愛理 - 医者様のくりごと
謎のゼロカロリー・・・・・・場崎 潔 - 旅の窓から 271
ヒマラヤ紀行 ⑨・・・・・・根深 誠 - ましらの珍句漫句 319
初夢・・・・・高森ましら - デアイとツナガリとヒロガリと 7
「こじゃりてぃー」を求めて・・・・・・菅原信春 - 霜ネタ劇場 192
好きものホイホイ 六穴目・・・・・・高瀬霜石 - 昆虫学者の日常 15
昆虫学者、北へ その3 アラスカの大地・・・・・・中村剛之 - 今月の一冊
『いちばんやさしい美術鑑賞』 青い日記帳著・・・・・・髙岡隆一郎 - 1月のベストセラーズ
- 城下町日録 35
矛盾・・・・・・佐々木宏一 - 弘前告知板・出版案内
- 目次
- 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣
雪花林(せっかりん)
雪山をスノーシューを履いて登るのも楽しい。「かんじき」とはちがう雪の感触が楽しめる。岩木山の麓から眺めた時、嶽登山道のブナ林が白く見えていたから、霧氷が枝についていることがわかった。
早く登らないと、気温が氷点下と低くても太陽の光エネルギーで、霧氷は容易にハラハラと落ちてしまう。息をきらしながらブナ林にたどり着いてみると、見上げるブナの枝々が霧氷で飾られ、青い空を背景に見事だった。思わず「雪花林」という言葉が出任せに浮かんだ。大自然が時々見せる自然現象の美に心洗われる。