月刊『弘前』2024年9月号(第542号)        1冊 380円(税込)

特集 現代津軽こぎん刺し作家 貴田洋子さん  

 十数年前東京に行った時に上野で貴田洋子さんのこぎん刺しを展示していたのを見た。大きな作品で「八咫烏(やたがらす)」がとても印象的で、こぎんらしく白と藍の色使いのその作品を見て、どれほど時間をかけたんだろうと思った記憶がある。
 貴田さんは津軽こぎん刺し作家として、芸術的な作品を日本現代工芸美術展、日展に出展、初回入選以降毎年入選している。青森県に帰っていらっしゃったと新聞で見て、機会があったら是非お話をと思っていた願いが叶って、今回お話を伺うことが出来た。

    • 表紙写真
      郊外の丘で ・・・・・浜中 淳(ACAC写真部会員)
    • 巻頭随想
      祭りのあと ・・・・・ 茶 陽(文筆家)
    • 特集 現代津軽こぎん刺し作家 貴田洋子さん
    • サイエンス、ときどきナンセンス  その82
      犬と人とのきもちの通じ合い ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
    • 猫の時間 63 
      夏目雅子のいた夏 ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
    • 演人の鍵貸します 20
      郷里の地図 ・・・・・・ 鎌田 龍 (ひろさき演人 主宰)
    • ガマシンの半覚醒日記 167
      ノスタルジーに浸ったのだ!(パリオリンピック)・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
    • 多々他譚~TATATATAN~ 161
      紅玉 ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
    • 整体雑想庵 66
      落ち着きのなさと本好きの私 ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
    • ニャンともワンダフル 282
      いきものがかり ・・・・・・ 澤田直也
    • 些細なことで恐縮です 21   
      犬のお巡りさん3番の巻 ・・・・・・ KEI先生(ヨークカルチャーセンター弘前 キッズ向け まんが教室 講師)
    • 男の厨房 282
      酢飯 ・・・・・・ 藤盛嘉章(藤盛医院
    • 弘前れんが倉庫美術館のスタッフによる リレーエッセイ 29  
      夏の終わりの映画3選 ・・・・ 石川公子 (弘前れんが倉庫美術館 運営スタッフ
    • 発信 学都ひろさき 167
      地域で暮らす人々の豊かな生活を求めて―学び続けることの楽しさ― ・・・・・・ 西沢義子 (弘前医療福祉大学大学院地域健康支援学研究科 研究科長・教授)
    • 続 よしなしごと 60
      東照宮 ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
    • 男→女リレー随想 225
      祖父との思い出 ・・・・・・ 西村京一郎(弘前大学大学院理工学研究科理工学専攻修士2年生)
    • 医者様のくりごと
      夏と猫物語 ・・・・・金子宏彦 (金子内科クリニック)
    • 旅の窓から 338
      訪ねてみたいブナの母樹 岩木山嶽コース ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
    • ましらの珍句漫句 386
      五稜郭にて ・・・・・ 高森ましら (俳人)
    • まちと、アートと、ひとびとと。2
      〇〇に、なる ・・・・・・ 樽澤武秀&優香(HIROSAKI AIR)
    • 霜ネタ劇場 259
      せんりゅう水滸伝(第四の男の巻) ・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
    • 視乎冥冥、聽乎无聲「めいめいをみ むせいをきく」 8
      もうやめようよ、ミャクミャク(その五) ・・・・・・ 髙橋憲人 (弘前大学教育学部附属次世代ウェルビーイング研究センター 助教
    • 今月の一冊
      『死なれちゃったあとで』前田康弘著 ・・・・・・水木智美
    • 8月のベストセラーズ
    • 湯けむり津軽 42 
      入浴も文化 ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
    • 弘前告知板
    • 目次
    • 表紙によせて・・・・・・ 浜中 淳(ACAC写真部会員)

      郊外の丘で

       弘前市内から少し郊外へ出かけるとりんご園と水田が広がる定番の津軽風景。時折北国や北海道を想わせるような景色に出会う。
       ライラックや白樺、そして意外にポプラが多い。秋空の丘に少し涼しげにポプラが佇む。シベリウスのピアノ曲が似合いそうだ。

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