月刊『弘前』2022年8月号(第517号)       1冊 380円(税込)

特集 在来津軽 清水森ナンバ 

  今年3月に文化庁が推進する「100年フード」に清水森ナンバの一升漬けが選ばれました。
 「清水森ナンバ」についてはこれまでも新聞や取材の折りなど目や耳にしていましたが、この機会に知ろうと思い、在来津軽「清水森ナンバ」ブランド確立研究会の中村元彦会長にお話をうかがいました。

  • 表紙写真
    コロナ禍のねぷた運行 ・・・・・・ 工藤亮裕(全日本写真連盟会員)
  • 巻頭随想
    弘前ねぷたの発展を願って ・・・・・檜山和大(津軽藩ねぷた村 助役)
  • 特集 津軽在来 清水森ナンバ
  • サイエンス、ときどきナンセンス  その57
    ビタミンDはトマトから ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
  • 猫の時間 38 
    レスカという青春 ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
  • さまよえる演劇人 257
    カウントダウン ③ ・・・・・・ 長谷川孝治 (劇作家・演出家)
  • ガマシンの半覚醒日記 142
    何でもヒユしちゃうのだ!(比喩的表現について)・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
  • 多々他譚~TATATATAN~ 136
    ねぷたと織座 ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
  • 整体雑想庵 41 
    生れながらに背負う星 ② ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
  • ニャンともワンダフル 257
    なの名前は希望 ・・・・・・ まこと
  • 誌上美術館―吉沢せつえの世界 2   
    「部屋の一隅」 ・・・・・・ 吉沢せつえ(油絵)
  • 男の厨房 257
    冷やしたぬきそば風ところてん ・・・・・・ はしもと棒(此岸俳句会
  • 弘前れんが倉庫美術館のスタッフによる リレーエッセイ 4  
    弱い「ロウボット」夏編 ・・・・ 楼 婕琳 (学芸スタッフ
  • 発信 学都ひろさき 142
    百年の時を重ねる ・・・・・・ 今 和香子 (柴田学園大学短期大学部 保育科特任講師)
  • 続 よしなしごと 36
    作男日記 ⑤ 草を取る ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
  • 男→女リレー随想 200
    ママ VS お母さん ・・・・・・ 中野渡実知(1歳児ママ)
  • 医者様のくりごと
    禍中見舞 ・・・・・中村幸夫 
  • 旅の窓から 312
    シバの思い出 散歩道 ⑪ ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
  • ましらの珍句漫句 361
    曖昧 ・・・・・ 高森ましら (俳人)
  • 美術と教育のアウトプット 1(新連載)
    版画をつくる ・・・・・・ 蒔苗靖子(弘前大学附属中学校美術科教諭)
  • 霜ネタ劇場 234
    せんりゅう水滸伝(東北進攻大作戦)・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
  • 昆虫学者の日常 57
    青森県のゴキブリの話 ・・・・・・ 中村剛之 (弘前大学教員)
  • 今月の一冊
    『宙ごはん』 町田そのこ著 ・・・・・・ 小野美穂子 (大学生協事業連合職員)
  • 7月のベストセラーズ
  • 湯けむり津軽 17 
    温泉のトドは穏やかに ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
  • 弘前告知板・出版案内
  • 目次
  • 表紙によせて・・・・・・ 工藤亮裕 (日本写真連盟会員)

    コロナ禍のねぷた運行   
     コロナ感染症は、二年に渡り津軽のねぷた祭り合同運行を中止に追い込んだ。そんな中、黒石市内で唯一「八甲ねぷた会」が運行を行っているとの情報を得て取材を申し入れた処、子供達へ配慮するとの約束で撮影許可を頂いた。この写真は昨年の8月4日に撮影されたものである。
     「合同運行は中止となったが、子ども達にねぷたを見せたい、笑顔を見たい、この一心で仲間と制作を続け、運行にこぎつけた。」と、部会長の言葉が胸に響いた。
     黄昏時、いよいよ出陣したねぷたを曳く若者は、岩木山へそっと会釈をして力強くねぷたを曳いて行った。

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