月刊『弘前』2020年8月号(第493号)

特集 ダンスの街弘前 

 「ダンスの街弘前」このフレーズを初めて目にしたのは、弊誌昨年10月の巻頭随想でだった。
 弘前でもストリートダンスの教室が出来て、小学生や中学生が踊っているなぁと思ったのは、通勤途中にある土手町のスタジオの前を通った時。
 それから数年、様々なイベントが行われていることは月々の催事を掲載する際に目にしていた。それでも「ダンスの街」と言うのは時期尚早ではないか……。
 それが自分の勝手な思い込みであると猛省したのは、今回ファンキースタジアム代表でひろさき芸術舞踊実行委員会実行委員長岩渕伸雄さんにお話しをうかがい、コロナの影響でオンラインで行われた今年の「SHIROFES.(シロフェス)」を目にしてからだった。

    • 表紙写真
      キアゲハ・・・・・・村田孝嗣
    • 巻頭随想
      弘前の夜空を照らす、『希望の光』プロジェクト・・・・・佐々木裕和(ひろさき市民花火の集い実行委員会 会長
    • 特集 ダンスの街弘前
      • サイエンス、ときどきナンセンス  その33
        2040年からの報告・・・・・・清水俊夫(弘前大学名誉教授)
      • 猫の時間 14 
        同居人はとかげクン・・・・・・清水典子(ライター)
      • さまよえる演劇人 233
        「前期高齢者三人衆」⑤・・・・・・長谷川孝治(劇作家・演出家)
      • ガマシンの半覚醒日記 118
        いささかホッとしたのだ!・・・・・・鎌田紳爾(音楽家)
      • 多々他譚~TATATATAN~ 112
        この空の、大きな花火・・・・・・世良 啓(文筆家)
      • 整体雑想庵 17 
        「気」3.願望を現実化する気・・・・・・前田普山(じねん堂休息庵)
      • ニャンともワンダフル 233
        母へ・・・・・・荘司一子
      • 誌上美術館―栗形昭一の世界 2
        「花びと」・・・・・・栗形昭一(写真家)
      • 男の厨房 233
        冬瓜とは違う夕顔の油炒め・・・・・・はしもと棒(此岸俳句会)
      • 文化とデザイン 16 
        黒の中の黒・・・・・スティーブン・マックウィニー(弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
      • 発信 学都ひろさき 118
        プログラミング的思考と子どもたち・・・・・・佐藤ゆかり(東北女子短期大学 助教)
      • 続 よしなしごと 11
        幸せなら手を叩こう・・・・・・福井次郎(教員)
      • 男→女リレー随想 176
        旅にでる・・・・・・森田優子(Next Commons Lab 弘前コーディネーター)
      • 医者様のくりごと
        ピンコロに惑う・・・・・中村幸夫(老健カルモナ施設長岩手県滝沢市
      • 旅の窓から 289
        釣天狗 ①・・・・・・根深 誠(著述業)
      • ましらの珍句漫句 337
        ブラックホール・・・・・高森ましら(俳人)
      • ふさえ ふらふら ふらりらら 1(新連載)
        白いあじさい・・・・・・ふさえ(シンガーソングライター)
      • 霜ネタ劇場 210
        コロナの休日―2日目―・・・・・・高瀬霜石(柳人)
      • 昆虫学者の日常 33
        新種の発表・・・・・・中村剛之(弘前大学教員)
      • 今月の一冊
        『死の淵を見た男』・・・・・・成田唯央(元高校教員)
      • 7月のベストセラーズ
      • 城下町日録 53
        型 ・・・・・・佐々木宏一(作家・『無名群』同人)
      • 弘前告知板・出版案内
      • 編集室から
      • 目次
      • 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣

        キアゲハ

          八月に入ると、弘前だんぶり池では、キアゲハを見かけることが多くなる。湿地や小川のセリ群落にひっきりなしに飛んで来ては、交尾の相手を探している。そして、いつ産卵されていたのか気づかないまま、小さなキアゲハの幼虫を見つけることになる。( 庭の山椒やカラタチの木に産卵するのは、俗にいうナミアゲハで、キアゲハとは別の蝶である。)
         セリ科の植物を食べて育つキアゲハの方が、黄色が鮮やかで目立つ。幼虫も姿が派手で、だんぶり池に来る子どもたちにも人気がある。

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