月刊『弘前』2020年7月号(第492号)

特集 弘前れんが倉庫美術館 

 4月オープン予定だった弘前れんが倉庫美術館。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため予定が延び、6月から予約制でプレオープンしていたが、ようやく7月11日グランドオープンの運びとなる。

    • 表紙写真
      夕暮れの乱舞・・・・・・村田孝嗣
    • 巻頭随想
      いるべき位置・・・・・川村昇一郎(作曲家
    • 特集 弘前れんが倉庫美術館
      • みんなの美術館・・・・・・三上雅通(弘前れんが倉庫美術館 館長)
      • 開館記念 春夏プログラム「Thank You Memory ―醸造から創造へ―」・・・・・・石川達紘(弘前れんが倉庫美術館 学芸統括)
      • ライトアップされた煉瓦倉庫・・・・・・田中久元
      • 潘逸舟 インタビュー
      • 街の未来を創る美術館に・・・・・・盛 和春(Next Commons Lab 弘前プロジェクトパートナー)
    • サイエンス、ときどきナンセンス  その32
      パンデミックは格差で起きる・・・・・・清水俊夫(弘前大学名誉教授)
    • 猫の時間 13 
      西瓜のエロス・・・・・・清水典子(ライター)
    • さまよえる演劇人 232
      「前期高齢者三人衆」④・・・・・・長谷川孝治(劇作家・演出家)
    • ガマシンの半覚醒日記 117
      感染予防の優れ物なのだ!・・・・・・鎌田紳爾(音楽家)
    • 多々他譚~TATATATAN~ 111
      弘前ヒミツ口寄せ会議~やあ――やど、の巻~・・・・・・世良 啓(文筆家)
    • 整体雑想庵 16 
      「気」2.気を向けること・・・・・・前田普山(じねん堂休息庵)
    • ニャンともワンダフル 232
      現在 思うこと・・・・・・荘司一子
    • 誌上美術館―栗形昭一の世界 1
      「花びと」・・・・・・栗形昭一(写真家)
    • 男の厨房 232
      袋煮・・・・・・三上邦康(元教員)
    • 文化とデザイン 15 
      白い色の秘密・・・・・スティーブン・マックウィニー(弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
    • 発信 学都ひろさき 117
      コロナウイルス感染予防と管理栄養士・・・・・・東北女子大学健康栄養学科 教授(医学博士)
    • 続 よしなしごと 10
      犬も歩けば棒に当たる・・・・・・福井次郎(教員)
    • 男→女リレー随想 175
      「オンラインシフト」にチャレンジ・・・・・・竹内博之(弘前市議会議員)
    • 医者様のくりごと
      ウイルスの呟き・・・・・中村幸夫(老健カルモナ施設長岩手県滝沢市
    • 旅の窓から 288
      釣り船に乗ってタラ釣り見物 ②・・・・・・根深 誠(著述業)
    • ましらの珍句漫句 336
      目詰まり・・・・・高森ましら(俳人)
    • ミヤノハウス 12 (最終回) 
      あとがきにもたらないもの・・・・・・ミヤモトフミ
    • 霜ネタ劇場 209
      コロナの休日・・・・・・高瀬霜石(柳人)
    • 昆虫学者の日常 32
      昆虫おじさんのコレクションはどこへ?・・・・・・中村剛之(弘前大学教員)
    • 今月の一冊
      『方丈記』・・・・・・成田唯央(元高校教員)
    • 6月のベストセラーズ
    • 城下町日録 52
      とかく教訓というものは ・・・・・・佐々木宏一(作家・『無名群』同人)
    • 弘前告知板・出版案内
    • 編集室から
    • 目次
    • 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣

      夕暮れの乱舞

       ロウソク祭で知られる相馬の沢田地域から西目屋村にかけての山間部で、毎年アカシジミという蝶の大発生が続いている。始まってから十数年くらいは継続していると思う。
       日中は山の草木の葉に沢山の群れで翅を休めているが、夕暮れ近くなると活動的になり、山の裾でおびただしいアカシジミが群舞し始める。そして空が明るさを失うにつれ、大群となって乱舞するアカシジミたちは山の端まであがっていく。
       そして、アカシジミの乱舞は、東の空に姿を現した月を背景に続く。不思議で神秘的な光景である。

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