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明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます
特集 新年随想 2020
令和になって初めて新年を迎える今年、新年にあたって思うこと……を7人の方に書いていただきました。
- 美しいって何だろう・・・・・・高野 博(弘前工芸協会会員)
- 「カン違い……」・・・・・・北山まみどり(柳人)
- 五年目の青森生活・・・・・・吉田涼香(つがる市地域おこし協力隊・津軽あかつきの会)
- 君がいたから今がある・・・・・・坂本 崇(弘前ペンクラブ会員)
- それぞれの、受けとめ方・・・・・・中村公子(パート社員)
- アップルサイダー!?・・・・・・生島美和(弘前学院大学文学部 准教授)
- おっくん・・・・・・鎌田 龍(俳優)
- イラスト・・・・・・工藤新子
- 表紙写真
萱葺き・・・・・・村田孝嗣 - 巻頭随想
・・・・・木村和生(弘前ペンクラブ事務局) - 特集 新年随想
- 寄稿
世田谷区民会館・第一庁舎とケヤキ広場 ――建築家前川國男からの贈り物・・・・・浪松由子(一級建築士) - サイエンス、ときどきナンセンス その26
二酸化炭素を食べる大腸菌・・・・・・清水俊夫(弘前大学名誉教授) - 猫の時間 7
取材は格闘技だね・・・・・・清水典子(ライター) - さまよえる演劇人 226
国民的作家・・・・・・長谷川孝治(劇作家・演出家) - ガマシンの半覚醒日記 111
何でもパクっちゃうのだ!・・・・・・鎌田紳爾(音楽家) - 多々他譚~TATATATAN~ 105
弘前ヒミツ口寄せ会議~オリンピック~・・・・・・世良 啓(文筆家) - 整体雑想庵 10
整体的な体の修復・修繕・・・・・・前田普山(じねん堂休息庵) - ニャンともワンダフル 226
人生という会議(前編)・・・・・・ま こ と - 誌上美術館―工藤ぬいの世界 1
「清 涼」・・・・・・工藤ぬい(籐工芸作家) - 男の厨房 226
ちゃんちゃん包み焼き・・・・・・三上邦康(元教員) - 文化とデザイン 9
ローシャムーボー・・・・・スティーブン・マックウィニー(弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師) - 発信 学都ひろさき 111
名山名士を出だす・・・・・・笹森雅子(東北女子短期大学地域文化センター長 教授) - 続 よしなしごと 4
中庸の道・・・・・・福井次郎(教員) - 男→女リレー随想 169
野の心象・・・・・・前田祥吾(前田りんご園) - 医者様のくりごと
医家 三種の神器・・・・・中村幸夫(老健カルモナ施設長岩手県滝沢市) - 旅の窓から 282
玄界灘を越えて①・・・・・・根深 誠(著述業) - ましらの珍句漫句 330
マラソン・・・・・高森ましら(俳人) - ミヤノハウス 6
正しい姿勢・・・・・・ミヤモトフミ(まんなかづくり実行委員会) - 霜ネタ劇場 203
なーんでか? ビートルズ・・・・・・高瀬霜石(柳人) - 昆虫学者の日常 26
調査の後は温泉・・・・・・中村剛之(弘前大学教員) - 今月の一冊
『自分で「始めた」女たち』・・・・・・安保美智子(団体職員) - 12月のベストセラーズ
- 城下町日録 46
人の価値・モノの価値 ・・・・・・佐々木宏一(作家・『無名群』同人) - 弘前告知板
- 目次
- 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣
萱葺き
萱葺き屋根の家がめっきり少なくなった。無人になり倒壊している哀れな姿も目にする。萱葺き職人が少なくなり、萱葺きの更新にも莫大な費用がかかるとも聞いた。また、囲炉裏で薪を燃やし、萱を中からいぶすことが萱葺き屋根の維持には欠かせないから、現代の生活から離れていくのは、致し方ないのかも知れない。
しかし、萱葺き屋根の家には何だか心惹かれるものがある。日本の気候風土がもたらした建物だから、どこか理屈なしに心に馴染むものが感じられる。今も人が暮らす現役の萱葺き屋根の家を、大切にしたい。