特集 さくら
毎年弘前さくらまつり会期中に陸奥新報社主催の「青森県観桜俳句大会」が開催されます(今年は4月28日開催)。
昨年の大会(第67回)で「桜」を題材に詠まれ、各選者から推薦に選ばれた俳句の中から、作者にその思いを綴っていただきました。
地元の写真愛好家の方々のさくらの写真と共にお楽しみください。
- 表紙写真
花筏(はないかだ)・・・・・・村田孝嗣 - 巻頭随想
観光地の一員として・・・・・・今川善宏(土手の珈琲屋万茶ン マスター) - 特集 さくら
俳句――
草野力丸、鈴木とまと、坂本幽弦、田辺佳子、石﨑志亥、五十嵐かつ
写真――
工藤順巳、長尾義彦、大瀬響史、藤田則昭、堀江敏志
- サイエンス、ときどきナンセンス その17
田舎のハカセと町のハカセ・・・・・・清水俊夫 - 青森県書道家列伝 100 -現役編45
加藤大翔・・・・・・今泉遙洞 - さまよえる演劇人 217
幾度目かの本整理・・・・・・長谷川孝治 - ガマシンの半覚醒日記 102
貝々づくしだったのだ!・・・・・・鎌田紳爾 - 多々他譚~TATATATAN~ 96
平成のあとさき・・・・・・世良 啓 - 整体雑想庵 1 (新連載)
整体事始め1・・・・・・前田普山(じねん堂休息庵) - ニャンともワンダフル 217
おっちゃんのつぶやき・・・・・・蒔苗隆人 - 誌上美術館―今井理桂の世界 4
オリエントシリーズ「エフェソス」・・・・・・今井理桂(烏城焼) - 男の厨房 217
鶏むね肉・・・・・・三上邦康 - えっせ・くりてぃーく 24 (最終回)
「農福連携シンポジウム」に参加して・・・・・・石田和男 - 発信 学都ひろさき 102
いしてまいで活動してきて感じる弘前の可能性・・・・・・髙木雄基(弘前大学人文学部4年) - 木空根通信 7
創作 津軽語の詩(うた)・・・・・・木空根 - 男→女リレー随想 160
こどもたち・・・・・・古川こんゆ - 医者様のくりごと
ベーコンは神・・・・・・場崎 潔 - 旅の窓から 273
ヒマラヤ紀行 ⑪・・・・・・根深 誠 - ましらの珍句漫句 321
四月馬鹿・・・・・高森ましら - デアイとツナガリとヒロガリと 9
「ねぷた」が好き・・・・・・菅原信春 - 霜ネタ劇場 194
インディー・ジョーンズVSダイ・ハード・・・・・・高瀬霜石 - 昆虫学者の日常 17
白神山地に蛾は何種いるのだろう・・・・・・中村剛之 - 今月の一冊
『うつくしい列島』池澤夏樹著・・・・・・髙岡隆一郎 - 3月のベストセラーズ
- 城下町日録 37
通夜の夜・・・・・・佐々木宏一 - 弘前告知板・出版案内
- 目次
- 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣
花筏(はないかだ)
この頃、散って水面に浮かんだ桜の花びらを「花筏」と呼ぶようになった。だれが言い始めたかはわからないが、散った花を楽しむには良い言葉かも知れない。弘前公園の見事な桜だからこそ、花筏はより楽しめる。
「満開はいつ頃ですか?」という問い合わせから、最近は「いつ頃散りそうですか?」という問い合わせが増えていると聞く。「花筏」という言葉がインターネットで広がり、「インスタ映え」という言葉が流行語大賞に選ばれ、カメラを首からさげている「カメラ女子」が増えている。世の中の変化はなかなか興味深い。