月刊『弘前』2019年4月号(第477号)

特集 さくら 

 毎年弘前さくらまつり会期中に陸奥新報社主催の「青森県観桜俳句大会」が開催されます(今年は4月28日開催)。
 昨年の大会(第67回)で「桜」を題材に詠まれ、各選者から推薦に選ばれた俳句の中から、作者にその思いを綴っていただきました。
 地元の写真愛好家の方々のさくらの写真と共にお楽しみください。

    • 表紙写真
      花筏(はないかだ)・・・・・・村田孝嗣
    • 巻頭随想
      観光地の一員として・・・・・・今川善宏(土手の珈琲屋万茶ン マスター)
    • 特集 さくら
      俳句――
      草野力丸、鈴木とまと、坂本幽弦、田辺佳子、石﨑志亥、五十嵐かつ
      写真――
      工藤順巳、長尾義彦、大瀬響史、藤田則昭、堀江敏志
    • サイエンス、ときどきナンセンス  その17
      田舎のハカセと町のハカセ・・・・・・清水俊夫
    • 青森県書道家列伝 100 -現役編45
      加藤大翔・・・・・・今泉遙洞
    • さまよえる演劇人 217
      幾度目かの本整理・・・・・・長谷川孝治
    • ガマシンの半覚醒日記 102
      貝々づくしだったのだ!・・・・・・鎌田紳爾
    • 多々他譚~TATATATAN~ 96
      平成のあとさき・・・・・・世良 啓
    • 整体雑想庵 1 (新連載)
      整体事始め1・・・・・・前田普山(じねん堂休息庵)
    • ニャンともワンダフル 217
      おっちゃんのつぶやき・・・・・・蒔苗隆人
    • 誌上美術館―今井理桂の世界 4
      オリエントシリーズ「エフェソス」・・・・・・今井理桂(烏城焼)
    • 男の厨房 217
      鶏むね肉・・・・・・三上邦康
    • えっせ・くりてぃーく 24 (最終回)
      「農福連携シンポジウム」に参加して・・・・・・石田和男
    • 発信 学都ひろさき 102
      いしてまいで活動してきて感じる弘前の可能性・・・・・・髙木雄基(弘前大学人文学部4年
    • 木空根通信 7
      創作 津軽語の詩(うた)・・・・・・木空根
    • 男→女リレー随想 160
      こどもたち・・・・・・古川こんゆ
    • 医者様のくりごと
      ベーコンは神・・・・・・場崎 潔
    • 旅の窓から 273
      ヒマラヤ紀行 ⑪・・・・・・根深 誠
    • ましらの珍句漫句 321
      四月馬鹿・・・・・高森ましら
    • デアイとツナガリとヒロガリと 9
      「ねぷた」が好き・・・・・・菅原信春
    • 霜ネタ劇場 194
      インディー・ジョーンズVSダイ・ハード・・・・・・高瀬霜石
    • 昆虫学者の日常 17
      白神山地に蛾は何種いるのだろう・・・・・・中村剛之
    • 今月の一冊
      『うつくしい列島』池澤夏樹著・・・・・・髙岡隆一郎
    • 3月のベストセラーズ
    • 城下町日録 37
      通夜の夜・・・・・・佐々木宏一
    • 弘前告知板・出版案内
    • 目次
    • 表紙によせて・・・・・・村田孝嗣

      花筏(はないかだ)

       この頃、散って水面に浮かんだ桜の花びらを「花筏」と呼ぶようになった。だれが言い始めたかはわからないが、散った花を楽しむには良い言葉かも知れない。弘前公園の見事な桜だからこそ、花筏はより楽しめる。
       「満開はいつ頃ですか?」という問い合わせから、最近は「いつ頃散りそうですか?」という問い合わせが増えていると聞く。「花筏」という言葉がインターネットで広がり、「インスタ映え」という言葉が流行語大賞に選ばれ、カメラを首からさげている「カメラ女子」が増えている。世の中の変化はなかなか興味深い。

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