月刊『弘前』2022年2月号(第511号)          1冊 380円(税込)

特集 2021年 津軽地方の出版物 

昨年本を出版された方の中から7人の方に自著の紹介をしていただきました。また、昨年の津軽地方の出版物をリストアップしました。

  • 『石坂洋次郎 愛と生の文学』(津軽書房)
    『石坂洋次郎 愛と生の文学』をめぐって・・・・・・森 英一 (金沢大学名誉教授・青森県郷土作家研究会会員)
  • 『人、人と育つ 弘前大学教育学部特別活動授業禄』(弘前大学出版会)
    現代を照らす「弘前教育」の水脈・・・・・・福島裕敏 (弘前大学教育学部長)
  • 『津軽のイタコ』(錦正社)
    罪業に悩むすべての人にゴセの船が・・・・・・笹森建英(弘前学院大学 客員教授)
  • 小野寿子句集『羽織』(文學の森)
    句集『羽織』に寄せて・・・・・小野寿子 (「薫風」代表)
  • 『佐藤泰志をさがして~「幻の作家」はいかにして復活したか?~』(言視舎)
    佐藤泰志文学のガイドブック・・・・・・成田清文 (教員・harappa映画館スタッフ)
  • 長谷川太詩集『私は風のようであった』(北方新社)
    50回忌前に現れた父直筆の原稿・・・・・・長谷川淳 (編集人・合唱人)
  • 『修繕屋ノオト』 (思潮社)
    人新世の詩集をめぐって・・・・・・船越素子 (「北奧氣圈』代表)
  • 2021年津軽地方の出版物一覧


表紙写真

  • 祈りのランタン ・・・・・・ 工藤亮裕 (全日本写真連盟会員)
  • 巻頭随想
    シャンデリアに灯火を ・・・・・佐藤樹里 (らうんじひよし ママ)
  • 特集 津軽地方の出版物

  • サイエンス、ときどきナンセンス  その51
    フランクリンは波を鎮めた ・・・・・・ 清水俊夫 (弘前大学名誉教授)
  • 猫の時間 32 
    松山継道さんの器 ・・・・・・ 清水典子 (ライター)
  • さまよえる演劇人 251
    静物③ ライター ・・・・・・ 長谷川孝治 (劇作家・演出家)
  • ガマシンの半覚醒日記 136
    コーヒーには違いがあるのだ!(珈琲談義・その)・・・・・・ 鎌田紳爾 (音楽家)
  • 多々他譚~TATATATAN~ 130
    『弘前』&タタンオールスターズ感謝祭 ・・・・・・ 世良 啓 (文筆家)
  • 整体雑想庵 35 
    背骨の関連①(頸椎について) ・・・・・・ 前田普山 (じねん堂休息庵)
  • ニャンともワンダフル 251
    記録すること ・・・・・・ 澤田直也
  • 誌上美術館―増田哲友の世界 2   
    「羽ばたく」 ・・・・・・ 増田哲友(写真家)
  • 男の厨房 251
    旧正月「焼き餅フルコース&○○餅」 ・・・・・・ はしもと棒 (此岸俳句会
  • 文化とデザイン 34 
    アーティチョーク ・・・・ スティーブン・マックウィニー (弘前学院大学文学部英語英米文学科 講師)
  • 発信 学都ひろさき 136
    津軽の味を後世につないでいきたい ・・・・・・ 北山育子 (柴田学園大学短期大学部生活科 特任教授)
  • 続 よしなしごと 29
    生活革命 ・・・・・・ 福井次郎 (物書き)
  • 男→女リレー随想 194
    人生がかわる、発酵美人食 ・・・・・・ 三和文子(一般社団法人発酵美人協会代表理事)
  • 医者様のくりごと
    私と食 ② ・・・・・吉田尚弘 (吉田クリニック院長)
  • 旅の窓から 307
    シバの思い出 散歩道 ⑤ ・・・・・・ 根深 誠 (著述業)
  • ましらの珍句漫句 355
    ヒト科 ・・・・・ 高森ましら (俳人)
  • 私と美術と心の話 7
    本棚は語る ・・・・・・ わたなべゆりか
  • 霜ネタ劇場 228
    せんりゅう水滸伝(路郎と葭乃の巻)・・・・・・ 高瀬霜石 (柳人)
  • 昆虫学者の日常 51
    学会誌を編集する ・・・・・・ 中村剛之 (弘前大学教員)
  • 今月の一冊
    『思いがけず利他』 ・・・・・・ 奈良 匠 (まわりみち文庫店主)
  • 1月のベストセラーズ
  • 湯けむり津軽 11 
    西目屋の温泉 ・・・・・・ 鎌田祥史 (温泉ソムリエ)
  • 弘前告知板・出版案内
  • 目次
  • 表紙によせて・・・・・・ 工藤亮裕 (日本写真連盟会員)

    祈りのランタン
       
     令和二年度の「弘前城雪燈籠まつり」はコロナ感染防止対策が取られ開催された。大雪像として「弘前れんが倉庫美術館」が造られ、その壁面にはプロジェクションマッピングが投影された。また、西の郭には約三百基のミニかまくらに?燭が灯される等、観る人々を魅了した。
     一方、レクリエーション広場では、初の試みのLED照明を用いたスカイランタンが打ち上げられた。真冬としては珍しく穏やかな夜空にランタンはゆらゆらと舞い上がってゆく。人々は昇っていくランタンに、コロナ感染の収束や家族の健康を願う等、それぞれの想いや祈りを込め見守っている様子であった。

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